あすらん blog

日々の独り言をつづっていきます

地震速報の怪!?

月曜の朝にあった大阪北部を中心とする6弱の
地震...亡くなられた方のご冥福をお祈りし、ケガや心に傷を
負われた方の早い回復を願います

と、こちらではなりませんでしたが、「地震速報(警戒情報)」
は現地では役に立ちませんでしたね

大きな揺れの最中に警報音が鳴り響き、パニックにしようと
もとれる状況でしたが、実はこのようになることは最初から
想定していました

直下型で浅い(今回は13km程度)だと、本震がくる方が
警報よりも先に来るので役にはたたない
あくまでも周辺の離れた場所に対しての警報としてしか
意味は無かったのです
開始前から指摘され続けた特性ですが、ほかに無いので
ずっと使われています

結局、地震に対しては予想も予見も予言もなにも確立していないと
いうこと。

でも、威力を示したのは「耐震」「免震」などの建物の基準や
「防災」「減災」などの準備などが被害を少なく抑えましたね


日本の対地震対策は、事実上「阪神淡路」から始まりました
それまでなにも考えていなかった「地震」を意識するように
なったのです

行政も市民・地域団体もボランティアも阪神淡路の時は
どうやるのかの計画も経験も無かったのですが、その失敗が
以降の対地震に威力を発揮してくれました

新潟中越や東日本、熊本...そして今回と被災者が失敗をしながら
経験を積み重ね、「助けてもらった」という思いが「おたがいさま」と
次の地震被災者への思いやりとなり、知識・経験・対応方法などを
伝承してきました

その結果、阪神淡路のような混乱は最小限に抑えられましたが

東日本では揺れとともに「津波」にもやられるという失敗を
してしまいました
以前には奥尻島などのような30m超えの津波もあることを
経験しながら、準備は甘かったのです
それでもそれでも「釜石の奇跡」とよばれるような、子供たちを
はじめとするマンパワーで切り抜けたところもあります

こんどは...塀垣などにも目が行くのでしょうが
やられながらもどんどん強くなるのは良いことだと思います

口では「全力を」と言いながら、地方官僚に任せっきりの大臣たちは
軽蔑に値しますね
あてにせず、マンパワーを出しましょう!(^^)v