あすらん blog

日々の独り言をつづっていきます

「スペースX」は中世の宗教と肩を並べるのか?

400年前のガリレオは星空を望遠鏡で人類初めて観測して
「地球はまわっている」と発表したが、当時のキリスト教会が
彼を牢獄に入れて出そうとはしなかった

「神が作った地球が全宇宙の中心だから、地球が動くはずはない」
という事だとも言われているが、そもそも彼には
『神がいる宇宙を勝手に覗くな』
という事でもあったとか...

宇宙を見たり観測したりは「ご法度」だったのが中世のキリスト教社会

と...現在それと同じことを言い出しそうなのが「スペースX」が
打ち上げをはじめた「巨大通信衛星スターリンク」である
世界中どこでもインターネットが使えるように12000機の衛星を
国際宇宙ステーションISSと同じか少し高いところに打ち上げようと
いうのだ。それが始まっている

もちろん、世界のどこでもインターネットなどの通信網が出来るのは
ありがたいし、宇宙観測にデータのやり取りなどの利便性が良くなるのは
否定しないが...まるで神の様に君臨してしまうのか??

ISSは大きいからではあるが、一番星よりも明るく、高速で移動していくのが
見えたりもすることがある。しかし今回はISSのような1個ではない
12000機である
マチュアの天文家が「夜空の写真を撮ろう」とすれば、間違いなく
数本から数十本の「スターリンク」が写真に直線を引き続けるだろう

事前に知らされていれば問題ない...となれば良いのは公的な機関の
観測施設なら言えるだろうが...
マチュアレベルなら「星の写真なんか撮るな」と言われるだろうな
それとも数十本の直線が入っている星座の写真とかを...「素敵だ」と
喜べと??

まあ...アマチュア天文写真家の根絶くらいで済めばよいが...

そもそも電波を使った通信衛星網だ...夜空を電波で埋めつくそうと
するのだから...最近話題になった「ブラックホール写真」なんて
二度と撮れないだろうな
電波観測を100年レベルで後退させるスターリンクの存在
人間そのものに...『宇宙のことは知る必要が無い』と
指導してくるのかな?


実は...宇宙からの危機を回避しようと「スペースガード協会」もあるが
岡山のスペースガードセンターなどで、地球に接近する危険性のある
天体を観測して「事前になんとかしよう」という活動をしているが
実は人手が足りずにNASAはアマチュア天文家の招集をかけ、育成の
必要性を説いてきた
地球に10kmクラスの天体が落ちたら、地球上の大半の生物は一瞬で
死滅。人類はもちろん絶滅。それを防ぐ唯一の方法が「事前に知る」
ことで、出来れば接近まで100年レベルでは知りたいところだ

その監視の目を増やそうと頑張るのと、便利だろうから監視の目は
ふさいでも問題ないとするか?

スペースXとそれを何も考えずに「目は要らない」と喜んでいる

ほんとうにいいの??