あすらん blog

日々の独り言をつづっていきます

社会はそんなに単純には良くはならない

高齢者ドライバーの事故を見て、「こうすれば良くなる」
と単純化しようとする意見もあるが、そうだろうか?

AT車ばかりが事故を起こしているからMT車にすれば...」とか
「安全装置くらいは付けて置くべきだ...」とか
「全自動化すれば事故は無くなるからそれまでは運転させるな」とか

どれもよさそうな意見だが、どれも問題解決にはならない

メーカー自体がMTをやめてATの量産にしたのは売れる・安全・手軽
などの理由からだ
MTにすれば高齢者の事故は...逆に増えるだろう
「事故を起こしているのはAT車ばかりだ」とは物事を正確に
捉えてもいない
街中でMT車AT車が同数走っていてのデータならまだましだが
ほぼAT車しか走っていないのに「AT車だから事故を起こす」と
は言えないはずだ。比べることもできない

安全装置や自動化...これも問題解決としては甘すぎる
そもそもいつまで待てば出来るのか?それまでの間はどうするのか?
事故に対しての他人事と捉えているからすぐの対応策としては
なにも提案していないことになる

と...シーサイド何とかでは無人の全自動列車が逆走してけが人が
複数出ている。安全装置がいくつもあったはず、しかも無人の全自動!
それでも事故は起こるのだ

全自動で安全装置もしっかりと...と言うなら、それらを惑わすような
暴走運転やあおり運転、割り込み運転などの普通じゃない運転を
する人をこそ、運転させない制度を作るべきなのだ

その後に「安全装置」や「自動化」が威力を発揮できるのだ


しかし根本的なことを言えば...シーサイド何とかの列車事故でも
あるように、「絶対安全だ」と過信することなく、安全のための
運転をつねに心掛けている事こそが必要なのだ

以前に...「絶対大丈夫」と豪語していた原発社会保険などは
制度やシステムを運用している人たちが「安全」を信じて
しまったために、事故につながったし破たんへと導かれている

制度やシステムを運用する人が「安全だ」と信じているような
ものこそ...大事故へと繋がる

そういえば...ネットやAIも「絶対正しい」と信じる人たちがいる
かぎり、大きなミスや事故がおこるでしょうね

AIなら絶対正しいと信じている人が作るAIは...どうしても
信じたくなくなるのは...ぼくだけ?