あすらん blog

日々の独り言をつづっていきます

寄生虫の話...利用できる?

菌の話をしましたが、もうひとつ嫌われてしまったものに
寄生虫」があります
寄生というと、悪のように思われますが、最近は単純に
「悪者」としてしまって良いのか? という事案も沢山出てきました

先進国の渡航者へは現地でどんなアレルギーがでるかわからない
時に、「回虫」を飲んでおく...という治療法もあります
アレルギー治療というより、「予防」ですね
(帰国後は対応しないとですね)

そもそも花粉症などはYG抗体の対象物(回虫など)が居なくなった
ための誤作動といわれ、体に普通に回虫がいた頃には無かった
アレルギーです
もっとも...国策として杉だけを植えていくという行動が
春先にYG後退の誤作動を起こさせたとも言えますが、回虫が
いればそちらに注目して対抗手段として使っているので
特に問題は無かったわけです

ですが、ダイエット法としての寄生虫(回虫・サナダ虫など)を
入れるのはどうかな?と思います

菌では...ヘリコバクターピロリ菌などは、胃がんや胃炎の原因
とされてきましたが、そもそも体は対抗手段があり、その対抗法
が、そのまま心臓病や肺炎などの発症を押さえる働きもあることが
わかってきました
世界の約半分の人が感染しているピロリはどうやら「完全悪」では
無いようです。同じようなことがいくつもありそうですね


さて、話は長くなりましたが本題にしたい寄生虫は猫の寄生虫
トキソプラズマ」です。NHKでも特集で放送されましたが...
じつはこれまでは...「人間には影響ない」と信じられてきましたが
違うとする論文がいくつも発表され、日本では特に「妊婦」さんと
生まれてくる「子」への影響が騒がれ始めました
(自覚症状が無いので無害とされてきた)

もちろん症例とすれば年間でも数例程度なので...関係ないと言えて
来たのですが、妊娠初期に寄生されていると、子供には大きな影響が
あり、「水頭症」などや脳の委縮、内臓器官への影響などが
取りざたされ始めました

致命的な影響が出ないように、体が「vsトキソプラズマ」の対抗手段を
兵糧攻め』としてとるのですが、それが実はいろんな影響を
及ぼすようです

次回へ...