あすらん blog

日々の独り言をつづっていきます

仮想通貨が世界から電力を奪う

世界的にも現金の文化は日本くらいなものになってきましたが
それでも電子マネーなるものが日本の生活を支えるように
変わってきています

お財布携帯の発達が、最近はタクシーやお賽銭にまで
広がってきています。(ぼくはお財布携帯で生活しているともいえる)

アメリカではもちろんプラスチックマネーが中心で
人気の携帯も最近まで電子マネーが使えませんでした

中国ではQRコードでの買い物が主流になってきていると報道されて
ますが、旅行者等は使えません。中国の銀行のデビットカード的な
支払方法だからね

そんな中でも特異なものが...「ビットコイン
一時倒産もしましたが、年末年始には「特集」も組まれたりで
日本人は「投資」としてみている特異な国民ですね
他国の投資家はほとんど振り向かないとか...

しかし通常のネット決済としては幅を利かせていて、国の中央銀行
が「ビットコイン?」を発行し始めているとか??
(ウルグアイなどにくわえ、スウェーデンは今年中に!?)

ただし世界中で...さらにな国の保証なしのお金(電気信号)なので
いつ盗まれたり改ざんされたりの被害が...と心配もあり、その点での
セキュリティには特徴的な方法を使っています

それが「マイニング」という方法

ネット決済や預金などのデータは1か所ではなく世界中のコンピュータに
暗号化して保管するという方法

盗もうとして、1つのデータを改ざんしても、世界中のコンピュータが
バックアップ...保障...として使用時には比較されるので
改変しても無効扱いになってしまいます
そのコンピュータも世界に何台あるか不明ですから...安全と言えば
安全なのかも...

しかしそこに落とし穴があります。単純な買い物...野菜1個をビットコイン
で支払うと、世界中のコンピュータに「野菜買ったから1個分減らせ」
の命令を暗号化して電気信号で全部に送ります。正しく残高改定されたかも
チェックしなければいけません。それを世界中の人が始めたら
単なるパソコンでは処理できませんから、スーパーコンピュータの
出番です。世界中で日用品の購入の度にスーパーコンピュータを
使うことになり、この電力消費は桁違いのものになります

実際に昨年1年間でビットコインの取引で使われた電力が33TWh(テラワット時)
日本の総発電量の3.3%にあたります
伸び率で言えば、この調子だと今年はイギリスの使用量と同じくなり(世界の1.7%)
来年はアメリカの電力使用料と同じになります(世界の20%)
その先は...!?

2年後には原発を今の3倍以上、スーパーコンピュータを各国で5基
くらいは用意しないとですね...とりあえずですが、年々増やさないと
いけません

と...まあ悲観的に見ればですが、技術革新もあるでしょうから
少しはましかもしれませんが、「ビットコイン=原発推進」の
流れが見えてきますね
日本人は喜んで飛びついていますが...!?