あすらん blog

日々の独り言をつづっていきます

火星移住計画!? 出来ませんよ

地球環境の悪化で騒がれ、ならばと...地球に似た環境の「火星」
を移住先にしようと計画されたものが次々と頓挫しています

そもそもどうやって移住するのか? はともかく、計画の基本を
おさらいしておきましょう


第一の計画「Mars One」

一時期「人間を火星に移住させる」として《帰ってこられない》
ことを前提としての計画が発表になりました
簡単に言えば「アポロ計画」が月ではなく火星に変わったようなもの
で、ただ帰る手段が無いです...というもの
ちょっと大きめの月面着陸船と宇宙服で火星に移住したことに
してもらうという計画ですが、それでも100名の候補者に絞り込んだと
いいます。ただし最初の計画は2023年に実施されるものが2025年に。
さらには当の100名からの寄付を募り資金集めとしているようです
TV出演などを推奨し、出演料の75%は寄付してくれと...
まあ...帰ってこられないのならそれもかまわないかな?
選考は10分ほどのSkype面接だったといいますし...
良い点は、火星環境を変えるような大それたことはしないだけ
現実味はありますが、「衣食住」自体が保証なしです


第二の計画「テラフォーミング

小さなものではなく火星そのものを「地球」と同じにしてしまえば
住むことは可能だという理論ですが、先ほどNASAが「無理」と
結論付けました
理論の根底が「温室効果ガスでの温暖化」を根底にし、大量の
二酸化炭素(火星の極にあるドライアイス)で気温をマイナス50度
から生活できる温度に上げようというものですが
そのことにNASAが「無理」と結論付けました...今更わかっていましたが!

重力が地球の3分の1ほどしかなく、大気を保存しておくことが出来ませんし
(太陽風で吹き飛ばされる)
火星は極のドライアイスが夏になるたびに昇華して砂嵐を
発生させていますが、温暖化はしません
全部溶け出しても地球大気の7%にもならないとし、温室効果
期待できません(そもそも二酸化炭素などの温室効果はほぼゼロに近い)

地球温暖化で騒ぐ人たちは認めようとはしないので、テラフォーミング
はまだまだ注目でしょうが、少なくても現在の技術や理論では
無理です
地球温暖化ということ自体が、地球では成り立たない理論ですから...

さて、先月末に近づいた火星は今月もまだ望遠鏡で楽しめますが
移住は考え直さないと無駄な出費になるだけのようです