あすらん blog

日々の独り言をつづっていきます

「水」について民営化?

安倍政権で目指している「水道の民営化」ですが、メディアも
触れないくらいの小さな問題のようです??

小泉政権の時の「民でやれることは民で」の取り残し
みたいに「水道事業」が安倍政権の主要課題にされていますが
参考にできる外国の多くの前例を見てみると、成功している
ところは皆無!? いえ正確には引き受けた民が《儲け》の
ために、帳簿改ざん・料金の値上げ・水質劣化などで
「再公営化」へと流れになっています
(一度民営化すると裁判にならないと公営に戻せませんが...)

民なのだから《儲け》を出すのが命題!
公営の監視が残っていても、帳簿が赤字ならいくらでも
料金値上げできますし、経費を抑えると言えば施設などを
放置して水質は劣化していきます

アジアではマニラ・ジャカルタ、南米ではボリビアなどが
失敗例ですね
特にボリビアでは世界銀行が乗り出して「融資の条件」として
水道の民営化を条件にしてきて、結果として米企業が入り
水道料金は一気に2倍を超えました
市民の抗議に軍が出動し200人を超える死傷者も出しました

先進国でも仏では水道料金は物価上昇率の中でもトップの300%
近い値となり、ドイツ・ベルリンは住民投票で「再公営化」を決めて
民から買い戻しに1500億円ほど使いました
英でも世論の7割ほどが再民営化を求めている

世界的にも2000年以降で37カ国235箇所が再公営化した

水道は「水道管」を通しての提供となり、電気の民営化のように
は出来ない。自然に1社の独占となり、そこの儲けのための
「自由値上げ」が始まる
そこに例外は無いようである
(国などの監視体制では防ぎきれない...英がそれだ)

水道事業者だけ儲けを約束し、国民はこれまでの3倍以上の
水道料金をとる?
日本ではウォーターサーバーや水の販売が別にあるので
水道は使わなくても良い?
それはもともと高いけどね