あすらん blog

日々の独り言をつづっていきます

外貨獲得...経済学的に優等生?

ネパールでなぜか問題にされている「エベレスト渋滞」
死者も今シーズンだけで11名を数え、問題とされているが、山に登る許可証を
出すだけで外貨獲得...さらには案内役を雇ってもらえれば職も安定!!
経済学者は褒めるようなことなのに何が問題??

実は経済学者が分からないだろう...現実の問題がある
8000mを超える所では気温は氷点下30度ほど、空気は薄く酸素ボンベが普通なら
必要なレベル。そんなところで長時間居続けるのは死の危険があるのは分かるのですが...

経済学者は知らないだろう現実とは...登山道としては整備されていないエベレストでは
すれ違いができません。荷物を何も持っていなければ大丈夫ですが、酸素ボンベや完全防寒で
食料などを背負っていてはすれ違いができない登山道がいっぱいです

それにたとえ素人と言われても、エベレストなんてそう毎日来られるわけでもなく、この機会を
逃すわけにはいきません。山頂がすぐそこならなおのこと、途中下山(中止)なんてもってのほか

通常は7900m以上のところでは日帰りで山頂へと往復するのですが、大勢いて山頂までが詰まっている
すれ違いが...無理をしてやらないとだめなので上った人たちは降りたくてもなかなか降りるチャンスが
来ない。登人たちは早く登りたい。
渋滞したら身動きもできなくなる。それでも山頂は目指さねば...

渋滞をネットにお知らせしてくれた日本人も、そのまま帰らぬ人になってしまいました
経済学者は理想的な光景だとみているのかな?

経済至上主義のいまの世界の縮図をエベレストは示してくれているのかな?