台風１０号は適切な報道だったか ?

「これまで経験したことがない強さの台風…」

「観測史上最強(クラス)の台風」

メディアが報じたのは台風１０号の怖さだったが、実際には「特別警報」

は出ず…ということは観測史で特別警報になる台風は無かったことになる

と言えるのか?

答えはNo!!

2つの室戸台風や伊勢湾台風、今回の上陸地点近い枕崎台風は上陸時の

中心気圧などが920hPa以下の猛烈なものがいくつかあった

それに合わせて「台風の特別警報」が設定されているのだが、経験したことがない? 若者ばかりに対しての報道だったのか?

しかし「最強」とまで言ったのだ。せめて特別警報が出てもおかしくなかったはず!

今になって言い訳は…「8号、9号と同じようなコースだったので海水がかきまぜられて水面の温度が下がってしまった」という

あれ?台風の性質で「海水面の温度低下」は以前からわかっていたことだが

コースをほぼ当てていながら海水面温度が下がってしまっていたとは幼稚園児

のような言い訳だ。

予測できなかったのは台風の8号・9号が小さすぎて海水面温度が下がらないと踏んだから? それとも発生した時のだけ見てあとは発達すると盲信した?

どちらにしても、『大げさに言ってくれたから避難できて被害が少なかった』

と勘違いしている人もいるが、もともと普通の台風だったのだから被害は普通なのだ。さらには９号で壊れたりして被害が出るものはすでにでていて、１０号としての被害としては数えなかっただけのこと

子供たちは「これが最強の台風か」と覚えてしまえば、以降「最強」のときの

警戒心は普通の台風と同じでよいと覚える。「大げさな報道のおかげ…」は

今のことしか考えない人たちの自画自賛でしかない

確かに五島列島などはすごかったが、九州のほかの地域…西日本のほかの地域では「これが最強」との記憶を…さらに本当の最強が来たら何と言うのだ??

「おおーーい!　オオカミが来たぞーー!」

なんど人々が従ってくれるだろうか? 試されているようでつらいな