あすらん blog

日々の独り言をつづっていきます

台風防災の実際!?

台風の15号、19号と今年の秋は台風による被害が

あちらこちらにありました

日本の防災体制が発揮されて...19号などは政治家は

「まずまず」と胸をなでおろして大したこと無かった

と言わんばかりですが...

では実際はどうでしたか?どのように対応しましたか?

施設として、ダムや堤防は想定外の出来事だったようです

自然災害なので、想定を超えることも在って仕方ないのですが

その時の対応は??

ダムは...治水のための機能もあったはずですが

後半は明らかにダムの敗北。緊急放水でダムを守る

ことに重点が置かれ、台風が去った後にも増水が

続く原因にもなりました

対応の仕方も、緊急放水は住民や地域への連絡なし

(予定時間も告げず)があちらこちらにありました

天災ですから仕方ない状況かもですが、読みが甘い!

堤防も同様ですね

気象庁は...予報時点で大変な台風だと発表していました

予想できていて、警報などは的確だったと思えます

が...その情報を生かせるか?

そして実際の避難については...避難指示などの強制的なもの

については、どうやら冗談で言っていた「オオカミが来たぞ!」

と同じ状況になっていました。問題はここにありました

市町村レベルではハザードマップを作って、特に危険な

地域に対しては「避難指示」などを発令しますが

一つは「遅すぎ」

実際にはすでに避難行動自体が危険を感じる頃になって

発令されたりしていました。ダムが「逃げる時間を」と

言っているのは妄想でしたね

避難する気になったときには時すでに遅し...

そして今回最もひどかったのは..ハザードマップも無視の

「市内全域」なんて指示を出してもいました

十万人レベルの人たち全員に出す避難??

「避難指示を出したのだから避難しない人たちがわるい」

と言いたいのでしょう

お役所の「机上の空論」が発揮されます

避難って...数万人の人たちがどこへ??

受け入れ先の無い避難を指示していました

避難する側は避難施設が満杯だろうから避難しても仕方ない

という状況を作りだし、実際に避難した人は数パーセント

だけでした。仕方ないですね。避難しなかったのは合理的な

判断と言えます

さらには...避難所では「地元の人じゃないなら受け入れ拒否」

とか、「防災アリーナ」なんて数百億円の税金で作りながら

実際には地元民でさえも受け入れ拒否(民間委託だから

避難所指定していなかったらしい)

税金で作りながら民間委託なので受け入れ拒否は役所の

責任ではないと言いたいらしいです(毎年維持費で4億円使うの?)

さらには...

東日本の時の津波堤防...これが今回は反防災として機能しました

浸水した水が引くのを防いでくれました

おかげで周りは水が引いていくのに、そこだけ浸水したまま

少しでも開けられると良いのですが、開ける場所も設計して

居ませんでした。何のためのものだったのか?

日本はいかにレベルが低い防災知識や対応しか無いのかが

露呈したようですね