今夜は名月「十三夜」
今夜は名月です。いわゆる「後の月」ともいわれる旧暦9月13日の月のこと
ですから《十三夜》というものです
十五夜は今年は満月でしたが、十三夜は明後日(20日)が満月なので
満月の手前という感じで、満月よりも少し欠けている月になります
日本はこういう月も楽しむことをやっていたのですね。いや...むしろ日本的
なのかな? 「イキ」なんて江戸の庶民は言うでしょうね
(日本だけの風習です)
そういえば...「後の月」は中秋の名月と共に両方見るのが縁起が良いとされていました
江戸の吉原で言われていたことでもあり、吉原で共に月見をするとふたりは
結ばれる...というのかな? 吉原は男女の恋愛の場でしたからね
十五夜(中秋の名月)・十三夜(後の月)両方の月をあわせて「二夜(ふたよ)の月」
と呼ばれて縁起が良く、どちらかしか見ないことを「片見月」として
災いなどが来るとして縁起悪いとされてました
ちなみに旧暦の10月10日の月は「十日月(とおかんや)」といいますが、月見というより
収穫祭という感じで、その年の収穫の終わりをさしますね
実は名月には別名もあり、十五夜は「芋名月」、十三夜は「栗名月」・「豆名月」
などとも言われていて、その時の旬のものをそなえたことからと言われています
先月は十五夜、今夜は十三夜と月の行事が続きましたが、実は来月は「月食」
が19日にあります。皆既に近い部分月食
今年は月を見る機会が多いですね
まずは...今夜は見られるかな?
※おまけですが...
名月は旧暦で言うために、毎年日付が変わりますが...
閏月の関係で、「十五夜」が2回ある! とか「十三夜」が2回ある!
という年もあるのです